2024-08-14 萬年歴 「必要なものは、見つかりましたか?」 「おかげさまで、ありがとう ございました。あの部屋は誰でも 入れないんじゃ、ないんですか?」 店の人は頷くと、 「専門書があるから、だけど、 貴女には、必要だと思ったから。」 数日後、占い師さんのところに行った。 「昨日、本屋に行ってきた。誰かが 来るのは、わかってたらしい。」 「お世話になりました。」 その日から、蔵干の計算をはじめた。